牡羊座

3
21日〜420日生まれ
Aries
性格

 牡羊座は、12月の夕方、頭上南寄りに見える星座です。その星の配置は、振り返りながら走る牡羊の姿になっています。その中で最も明るい星二つが牡羊の両方の角にあたります。

 ギリシャ神話で、継母に殺されようとしていた可哀想な兄妹、フリクソスとヘレーを救い出した金色の毛の牡羊。二人を安全な場所まで運ぼうとして羊は空高 く翔るが、あまりの速さに目がくらんで妹のヘレーは海に落ちてしまう。急ぎ走りながら、海で溺れてしまったヘレーを悼んで、何度も何度も振り返ってみた牡 羊の姿が、そのまま星座になっているのです。
 太陽がこの星座に宿る3/21から4/20の 間に生まれた人は、正義感に燃え、理想をもち、弱い者を助けて、目的地に突進する、この牡羊の性格がそのまま伝えられてます。ただし、その突進があまりに 激烈なため、途中でのこまかい配慮に欠けるところがあります。そのため牡羊は、ヘレーを海に落とさねばならなかったのです。
 この星座のシンボルは大きな角をもつ勇猛な牡羊であると同時に、発芽する植物の幼芽をも象徴しています。堅い殻を突き破って伸 びる、積極的な「勢い」を示しているのです。この星生まれの人が、つねに「頭角をあらわそうとする向上心」をもつのは、こうした星座の影響を強く受けてい るからに他なりません。
 牡羊座の守護星は「火星」です。火星は、古代から「戦闘の神マースMars)」 といわれ、特に牡羊座の人に強く働きかけて、戦術や、開拓の精神を授けたのです。従って、はげしい競争、例えば、入学試験や社内の派閥争い、あるいは人生 上の困難に遭遇しても、つねに毅然とした態度を失わず、切り開いていく実行力を、牡羊座の人は持つことになるのです。
 こうして、星座自身が与えた「向上心」と、守護星の火星が授けた「戦闘力」は、合わせてこの星座の人を断固とした理想の追求者 にせずにはおきません。また、友人に対しては有力な味方となり、弱者をかばい、擁護しなくてはいられない性格なのです。親切で、向こう意気の強い統率力も 牡羊座の特色です。
 この星座の欠点は、この特色の裏返し。つまり、向こう見ずに突き進むあまり、その途上で派生する小さな問題や、人の心のこまやかなひだが理解できないのです。
 牡羊座の期間は、昼が夜にまさって、日が長くなりはじめる「春分」の季節。地上の動植物も、生命の躍動を呼び起こされます。牡羊座の人の「元気あふれる積極性」も、まさに、その一つのあらわれということができます。
第一デーク(3/21〜3/31生まれ)は、純粋な牡羊座。第二デーク(4/1〜4/10生まれ)は、牡羊座の人生に牡牛座の傾向が少し加わり、第三デーク(4/11〜4/20生まれ)は、かなり牡牛座の影響が強くなってきます。しかし、基本はあくまでも牡羊座です。
牡羊座にかかわりのある花の中で最上は、ひな菊。単刀直入で集中力のある牡羊座を象徴するのが「とげ」のある植物。アザミ、ヒイラギ、サンザシ。不幸を招く花は、アジサイ。
牡羊座と組み合わされる色は。赤は怒りを連想させる。大胆で元気の良い色である。幸運を招く色深紅。反対に不幸を招く色は
宝石では、ダイヤモンドが幸運の石。
 トルコ石は不吉な石です。
数では、「」が最高で、あなたのすぐれた指導力を暗示しています。
 逆に、不運をもたらす数は「」と「」です。
毎月の幸運日は、9日18日27日
 運の悪い日は、4日、13日、22日、31日。
曜日では、火曜日が最上。土曜日は不運日。

方角では、「」と「」が幸運です。

運勢

職業運
 力の強い「頭角」が牡羊座のシンボルであるように、この星座の人は、単調な仕事の繰り返される職場では無能です。何か新しい画期的な仕事の行われるところや、切り開かなくてはならない危険や、戦闘や、困難のあるところにこそ、牡羊座の人の才能が生かされるのです。

 非常事態や、新事態が発生しても、すぐそれに対処していける独創的な戦闘力を持っています。ですから、人に使われるよりは、むしろ人を使う立場に立った ときの方が実力を認められます。責任者になって初めて、有能な活動性や開拓性を発揮できるのです。それに部下の扱い方も上手です。かばうべきときにはかば い、鍛えるべきときには鍛えます。部下の功績や努力を十分に認めるだけの、裁量の広さも備わっています。

 牡羊座の性格を存分に生かして成功すると思われるのは、体当たりでいく職業です。例えば、新聞・雑誌記者、ルポライター、PR担当、企画担当、プロス ポーツ、レーサー、俳優、作家、スポーツ・アナウンサー、映画・スポーツの監督、ベンチャー企業経営者などが挙げられます。

 女性で中小企業やニュービジネスの経営者になれるのは、ほとんど、この星座生まれの人といっても過言ではありません。女性に欠けがちな、自力で何事も切り開いていく根性を、この星座の人が豊かにもっている証です。

 人の顔色をうかがったり、機嫌をとったりする、いわゆる「頭を下げる仕事」は牡羊座の人の最も不得意とするところ。セールスマン、接客業、サービス業、店員、学校教職員などは適しません。

 なお、自分の職場での不満を分析してみて、それがもし命令ばかりされている不快感であったり、先頭切ってできる仕事なのに、いつも助手的な立場におかさ れているという不満であったり、上役のなすこと全てに素直についていけないという苛立ちだったりした場合には、転職・転業を考えた方が賢明でしょう。トッ プレベルに進出できるか否かを、その職場の情勢から的確に判断して、できそうになかったら、直ちに辞めるべきです。
 
金銭運
 牡羊座の人は、こまかい商才にも、他力本願のギャンブルの才にも恵まれていません。緻密 な計算を要するお金もうけの方法も、「運」という自力以外のものに頼る方法も向いていないのです。従って、利殖の方法としては、その中間ともいえる、投 資、とくに「株」が適しているといえます。それも、あまり範囲を広げずに、目標を絞って行うことが肝要。

 それに、元来それほどお金もうけの上手な方ではない牡羊座の人は、むしろ、自分の損をしている部分をカバーすることから考えた方が賢明ともいえます。つ まり、牡羊座の人は、部下の扱いは上手なのに、上長に対する礼に失するところがあり、そのため、入るお金も入らなかったり、仕事の回転を悪くしたりしてい る節があるのです。不得意な愛想笑いをする必要はありませんが、割合に抵抗無くできる贈り物などによって、上長との間柄を少なくとも平常の状態に戻してお く必要があるかも。

総じて、牡羊座の職業・金銭運の良い年まわりは、27歳、36歳、45歳、60歳のとき。
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