山羊座
12月23日〜1月20日生まれ
Capricorn
性格
山羊座は、9月下旬の夕方、南の中天に見える星座です。大きな三角帽を、さかさまにしたような星の配置の、右はしに並んだ二つの星が山羊の角(つの)、左はしが尾にあたります。山羊とはいっても、下半身は魚の形をしている、ふしぎな山羊の姿です。 ギリシャ神話によると、この山羊の元の姿は牧神パーンでした。音楽の神アポローンと腕くらべをするほど音楽好きな彼が、神々の宴席で牧笛を吹いていたと き、突然、怪物ティフォンが現われたので、彼は、さっとほかの動物の姿に身を変えて、近くの川に飛び込みました。ところがあまりに急なことだったので、陸 を走るための山羊の姿と、水を泳ぐ魚の姿が、半々にあらわれてしまったというのです。 しかし、彼の姿は天に昇って星座になり、その星座のもとに生まれる人びとに、この山羊のもつ、いろいろの性格を伝えるようになりました。 昔から、山羊は特別な武器をもたず、日頃は控えめで大人しい動物とされてきました。しかし、また、目標物を見定めると、絶壁さえ駆け登ってしまうという、激しい執着力も、持っています。 |
太陽がこの星座に宿る、12月23日〜1月20日に生まれた人は、この牧神パーンの変身した山羊の性質を受け継いでいます。 |
この星座のシンボルは、
山羊の姿を一筆で表現したもので、左半分が頭、右半分が尾を表しています。絶壁をも登るこの山羊の姿勢には、かぼそい身体にも似ず、どんな困難にも耐え抜
く強靱な精神と、一度求めたら、とことんまで追求せずにおかない、激しい情熱が秘められています。つまり、この山羊は、「忍耐と追求心」を象徴しているの
です。 ささやかな喜びをも幸福とし、成功よりも本質的な向上を楽しみます。結果が期待はずれに終わることよりも、今日の活動を停止するのが、そして明日の自分が情けなく見えるのが、耐えられないのです。 |
山羊座の守護星は、元は天使でありながら、のちに悪魔のボスに転身した「土星」(サターンSaturn)です。この星は、山羊座の人に、天使のような知者や、悪魔のような野人とも交わる、社交術を教えました。 |
こうして、星座があたえた「忍耐と追求」と、守護星の土星が授けた「天使と悪魔の社交性」は、あわせて山羊座生まれの人に、誠実な責任感を与えるとともに、正邪いずれの友人とも、心の底からは親しめない、孤独な性質を授けました。 |
特に、着実に目的を定めて離さない、忍耐の精神は、山羊座生まれの人の財産です。そしてそれは、40代過ぎに成功者になるためのバックボーンとなります。しかし、反面、肉親の家族からも孤立しなくてはならない、孤独な宿命をになっているようです。 |
この期間の太陽は、山羊座を通過しながら、地球からもっとも遠いところにあって、夜の一番長い「冬至」の季節をつくります。ここでも、太陽が山羊座の人に、明るい光と熱を待ち受ける、長期の「忍耐と研究心」を与えたのです。 |
第一デーク(12/23〜12/31生まれ)は、山羊座そのままの人生です。第二デーク(1/1〜1/9生まれ)は、山羊座の人生に、水瓶座の傾向が少し加わり、第三デーク(1/10〜1/20生まれ)では、水瓶座の影響がかなり強くなってきます。しかし、基本はあくまでも山羊座の人生です。 |
山羊座にとって幸運の花は、リラとけし。 不幸を招く花は、月見草。 |
山羊座にとっての幸運色は、ベージュ、こげ茶。 不幸を招く色は、すみれ色。 |
宝石では、黒サファイア、トルコ石が幸運を呼びます。 不幸を招く石は、めのう。 |
幸運の数は、「」で、「物質の破壊」を示し、あなたに強固な精神を与えました。 逆に、不運をもたらす数は「」と「」と「」です。 |
毎月の幸運日は、8日、17日、26日。 運の悪い日は、3日、12日、21日、30日。 |
曜日では、土曜日が最上。日曜日は不運日。 方角では、「南」と「東」が幸運です。 |
運勢
職業運 |
「山羊座」生まれの人は、宗教から芸術、実業と、広範囲に能力を与えられています。あなたは、休憩を排除してまで、不断の向上心に生きる「人間モーター」なのです。絶え間ない、生みの悩みを代償として、創造の女神を自分のものとして楽しむ人です。 絶えざる労働こそ生活の法則であると同様、芸術の法則でもあるという人生真理を世の中に示すために生まれてきたのです。 あなたは、清楚で秩序正しく、不確定な方針にはがまんできない、正義派的な実務家です。小器用な何でも屋に留まらず、専門職に進み、その職分の改革か ら、創造と創始の道に、才能を発揮します。また、法律や、宗教や、神秘性を、生活に生かす才能があります。 このような特性からみて、山羊座生まれの人に適する職業は、弁護士、牧師、占い師、音楽家(特に演奏家)、山羊座特有の粘り強さが生かされる細菌学者などです。 適さない職業は、セールスマン、外交官、ファッション・デザイナーなどです。 山羊座生まれの人は、「人を使わず、使われず」 をモットーに生きるべきです。人に使われれば、ただちに、改善意欲がわき上がり、上位への意見が多く波乱が生まれます。まだ若いのなら自由業に活路を見出 すことができます。目先の変化する流行職や、華美な職場は避けるべきです。生涯を賭けて、一人で立てる職場こそ、山羊座生まれの人に向いた、自由な創造の 喜びを与えるのです。 |
金銭運 |
さて、それでは、山羊座生まれの人の金運は、どんなところにあるでしょうか。 山羊座生まれの人には、くじ運やギャンブルの運が全くありません。偉大な芸術家や詩人は、注文や買い手が来てから仕事にかかるのではなく、一年でも二年 でも、本業の道一筋を深く広く掘り下げながら、たゆみない制作を続け、買い手を待つのです。あなたは、そのうちに接近してくるチャンスを捉えて、離さなけ ればよいのです。30代の後半から、幸運の年がやってきます。 総じて、山羊座の人が、職業・金銭の面で幸運を開く年は、35歳、44歳、50歳、53歳、62歳のときです。逆に、仕事の面で行き詰まりのおそれのある運の悪い年は、21歳、24歳、30歳、33歳、39歳のときです。 |
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