射手座
11月23日〜12月22日生まれ
Sagittarius
性格
射手座は、9月下旬の夕方、南の地平線近くに見える星座です。天の川をはさんで、蠍(さそり)座と向かい合う部分が、弓に矢を
つがえた形になっています。古代の人たちは、自分たちの頭上に腹ばう巨大な蠍の姿を恐れ、それを狙っているこの星座を見つけて安心したに違いありません。 ギリシャ神話では、半人半馬のケンタウロスの一族のうちで、もっとも賢く正しいといわれたケイローンの天に昇った姿だと言われます。 野山をかけめぐる馬の下半身と、知謀に長けた人間の上半身を持ったケイローンは、その個性をあますところなく発揮して狩猟のような野性味あふれる技術から、医術のようなもっとも知的な学問まで、広くきわめつくしていました。 |
太陽がこの星座に宿る、11月23日〜12月22日に生まれた人は、そういうケイローンの性格を受け継ぎ、高等な理性と、本能の力を兼ね備えることになるのです。 |
この星座のシンボルは、「飛ぶ矢」をデザインしたもので、一つは「スピーディーで自由な理性」、他の一つは「知性と官能の瞬間的緊張」を象徴しています。 そこから、束縛を憎む自由さと、スピーディーな快楽を愛する楽天性が生まれたのです。 |
射手座の守護星は、天界と下界の王「木星」(ジュピターJupiter)です。この星は、神々の王として、いっぽうは正義をモットーに統括力を発揮し、他方では下界の情事に忙殺されて、際限なく子どもをつくる仕儀になる、という二重性をいかんなく発揮します。 |
こうして、星座があたえた「二重性格的な自由」と、守護星の木星が授けた「二重の生活力」は、あわせて射手座生まれの人の、広く多くを要求する性格を作りました。 |
射手座生まれの人は、日常的な生活には満足せず、また、社会的な出世によってお金に埋まったところで、十分な満足は得られません。射手座生まれの人は、生来の哲学者です。 人から見れば十分な生活を送っていても、ふとわれに返り、人生の大きな課題に目を向けねばいられない性格なのです。そして、目的が定まれば、それが、快 楽だろうと真理だろうと、言葉も服装も、振る舞いさえも、いっさい構わず、それに向かって、矢のように突進する性格をもっています。 しかし、飛んでいる矢は、言葉や行動で人を傷つけたとしても、それに気がつかないことがしばしばあるものです。 |
第一デーク(11/23〜12/1生まれ)は、射手座そのままの人生です。第二デーク(12/2〜12/11生まれ)は、射手座の人生に山羊座の傾向が少し加わり、第三デーク(12/12〜12/22生まれ)では、山羊座の影響がかなり強くなってきます。しかし、基本はあくまでも射手座の人生です。 |
射手座にとって幸運の花は、山百合とひいらぎ。 不幸を招く花は、ばら。 |
射手座にとっての幸運色は、紫。 不幸を招く色は、淡黄色。 |
宝石では、トパーズが幸運を呼びます。 不幸を招く石は、ジャスパー。 |
幸運の数は、「」で、「創造と活動」を示します。 逆に、不運をもたらす数は「」と「」と「」です。 |
毎月の幸運日は、3日、12日、30日。 運の悪い日は、7日、16日、25日。 |
曜日では、木曜日が最上。金曜日は不運日。 方角では、「南南西」と「東南東」が幸運です。 |
運勢
職業運 |
「射手座」生まれの人には、二つの人生があります。一方では、高度な知識の追求に夢中になりながら、他方では、軽妙な機知を楽しむ遊びに没頭するという、楽天性を持っています。バランスのとれた生活の知恵を探すことに、射手座生まれの人の適性があるのです。 たとえば、射手座生まれの人には、外国の研究をしながら、少々寄り道をして、その外国の情緒に魅せられ、楽しまずにはいられないというような、強い感受 性があります。高等教育を受けた知識人でありながら、逆に、強烈な動物的行動のなかに、自己をなげうっていく、闘争的な仕事も、射手座生まれの人の天職で す。 従って、射手座生まれの人の職業選定の第一のヒントは、「スピード、変化、自由」の3つが、その職場にあるかないかを見極めることにあります。そのうち、いずれが欠けていても、その職場で射手座生まれの人の発展を望むのは無理です。その3つがあればよし、なければ辞め、何度でも、3条件を満たす職場を探すことです。 以上のような、射手座の性格に向いた職業の代表的なものは、小説家、詩人、宗教家、神学者、判事、司法官、学術書籍出版、外国文学者などです。また、同様に、代議士、大使、外務省公務員、外交官、通訳なども適した職業です。 これに反して、あなたに不向きな職業は、薬剤師、染料関係、造園業、印刷業、自衛隊員などです。 |
金銭運 |
さて、それでは、射手座生まれの人の金運は、どんなところにあるでしょうか。 「よく学び、よく遊ぶ」射手座生まれの人の特技を、最大限に生かすことです。29歳までに重役級の趣味と娯楽の通(つう)になるつもりなら、そこから運がついてきます。最初は24歳、次が30歳に、近づいてくる幸運があります。 射手座生まれの人の、スピーディーな感覚は、レースや競馬に、ツキがあります。それも、非常に多忙なときに出掛けるほどよろしい。射手座生まれの本性から、忙殺されているときにこそ、勘が冴えわたってくるのです。 俳優の宍戸錠さんは射手座生まれ。スピーディーなガンさばきで株を上げスターになった彼は、遊興にも、仕事にも、身を投げ出す熱狂者。スピードを楽しむ活躍を続ける限り、人生の成功者であり続けることでしょう。 総じて、射手座の人が、職業・金銭の面で幸運を開く年は、30歳、36歳、39歳、48歳、57歳のときです。逆に、失敗しやすい運の悪い年は、25歳、40歳、43歳、46歳、52歳、61歳のときです。 |
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