牡牛座

4
21日〜521日生まれ
Taurus
性格

 牡牛座は、1月下旬の夕方、南の中点に見える星座です。その星の配置は、うつむいている牡牛の姿になっています。その中でひときわ明るい星がアルデバランという一等星で、これが牡牛の右目にあたります。

 ギリシャ神話によると、一見頑強そうな牡牛の姿は、実は川の神の娘イオがゼウスに近づいたとき、ゼウスの嫉妬深い妻ヘラの怒りから身を守るために、ゼウ スによって変身させられたものなのです。牡牛座の種々の性格は、このことと関係しています。牡牛という名を持ちながら、女性星座に属しているのも、このた めに他なりません。
 太陽がこの星座に宿る4/21から5/21の間に生まれた人は、「若い娘の変身した牡牛」に象徴される「温良さ」と「従順さ」、平和な調和の精神の持ち主です。
 この星座のシンボルは円満さを表わす円と、それに寄り添うような動き、つまり従順さを象徴した、半円形とから成っています。
 牡牛座の守護星は「金星」です。金星は、古代から「美の女神ビーナスVenus)」といわれ、牡牛座の人の、清潔で美しい愛の精神を、さらに増幅・拡大します。そして、金星は、不潔を憎む良識と、人間の虚偽や偽りに抵抗してくずれないだけの、弾力性のある信念を与える、強い影響力を持っているのです。
 こうして、星座の性格である美と調和の精神と、守護星の金星の影響による「清潔な愛」は、合わせてこの星座の人を高潔な精神の 持ち主にしました。あなたは、世の中の汚濁に身を置かず、つねに新鮮な生活の流れに心をまかせる姿勢と、純真なものにあこがれる態度、あくことを知らない 人間への探求心、多くは語らないけれども美しく品のある会話の力、などを与えられました。日頃の態度も、当然、童心に近い愛嬌に満ちたものになるのです。
 しかし、純真な川の神の娘イオも、ひとたびゼウス夫妻の家庭内の問題にかかわると、牡牛の姿になって苦しまねばならなかったという神話のように、牡牛座の人の欠点は、特に、家の中でめだってくるのです。
 つまり、私生活においては、わがままで、頑固、まるで神話の不幸に対するウップンを一気に晴らそうとせんばかりに凶暴で、常に、家の者に過大な要求をせずにはおきません。安心と慰安を求めて、いつもいらだっているのです。
第一デーク(4/21〜4/30生まれ)は、純粋な牡牛座。第二デーク(5/1〜5/10生まれ)は、牡牛座の人生に双子座の傾向が少し加わり、第三デーク(5/11〜5/21生まれ)は、かなり双子座の影響が強くなってきます。しかし、基本はあくまでも牡牛座です。
牡牛座にかかわりのある花の中では、ばらすみれ最上の運を運んできます。
 野バラやジギタリスといったピンク色の花がラッキー。
 ひな菊は不幸を招きます。
牡牛座と組み合わされる色はきれいなピンク色ダークブルーも幸運色。反対に黄色はあなたにとっては最も不幸な色。ぜひ避けて下さい。
宝石では、サファイア、エメラルドが幸運の石。

 ダイヤモンドは不幸を招きます。
あなたにとって幸運の数は、「」で、生産と保存を表わす数です。

 逆に、不運をもたらす数は「」「」と「」です。
毎月の幸運日は、6日15日、24日
 運の悪い日は、1日、10日、19日、28日。
曜日では、金曜日が最上。月曜日は不運日。

方角では、「東北東」と「北北西」が幸運です。

運勢

職業運
 「美と調和」という、牡牛座の個性は、社会にあっては、美を求める創造的才能と、それを現実に調和させようとする現実的才能となって現れてきます。あなたは、特に、目、鼻、舌といった感覚器官を生かした仕事なら、絶対に向いているといえます。

 なぜなら、牡牛座の人は、まず、おいしいまずいはもとより、訓練次第で数十種類の味や匂いを識別できる、すぐれた味覚と嗅覚と、色彩と造形に、並はずれて敏感な視覚を、星座から授けられているからです。

 ややスローモーで臆病で、開拓精神に欠けるうらみはありますが、すぐれた感覚を生かし、「安全に着実に」行動することを忘れなければ、あなたには大きな可能性があります。

 それでは、牡牛座の人には、どんな職業が適しているか? 感覚器官が飛び抜けてすぐれているという特質から、例えば、調理師、料理研究家、香料関係の仕事、装身具細工師、インテリアデザイナー、彫刻家、画家、園芸関係の仕事などが、挙げられます。

 逆に避けた方がいいと思われる職業は、精神科医、興信所、探偵業、あらゆるプロスポーツなどです。

 もし、牡牛座の人で、自分の職場に不満や疑問を抱くようなことがあったら、転職を決意する前に、必ず上役に相談することです。あなたは、言葉が少ない点 と、迅速な開拓意欲に欠けている点で、当然開かれるべき運命が開かれずに終わることが少なくないのです。他の人とのコミュニケーションによって環境を改造 するところに、認められる幸運が、必ず出てきます。運命の重さを感じなくてはならない人間は、同時に、その運命を切り開くことのできる唯一の生命体であ る、という私達の大前提を再確認しなければなりません。
 
金銭運
 牡牛座の人が金運をつかむには、どうしたらよいか。それには、まず「遊ぶこと」です。牡 牛座の人が既に持っている節約心も、友人へのサービス精神もよいとして、それに加えて、トップレベルの人と絶えず付き合える時間を作らなければならないで しょう。そして、もっともっとしゃべることが必要です。牡牛座の饒舌(じょうぜつ)は、他人が、これをウルサイと感じることができないように、定められています。それと同時に、相手の話のふところに入ることを忘れてはいけません。そこから、貯蓄するより、はるかに大きな仕事と金が入ってくるのです。
 
なお、牡牛座の人が職業・仕事の面で幸運を開く年齢は、27歳、42歳、51歳、60歳です。
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