かぜをひいて、のどや気管支がおかされると咳がでます。
長くせきが続くと、体力を消耗させて、ますます風邪をこじらせる要因となりますので軽い咳でも注意が必要です。
咳が出るのは、肺や気管の働きのほか、脳の延髄にも関係しています。
せきこんだときに胸が痛むようならば、痛む方の足を重点的にもみほぐしましょう。
のど・気管支ゾーンは、親指と人差し指との股の間に位置します(左図参照)。
かかとに向かって(矢印の方向)じっくりとのど・気管支ゾーンを押しもめば、のどの痛みやせきの症状が緩和されます。
肺ゾーンは、咳や胸がぜいぜいいうなどの症状を和らげる効果があります。
右足→右肺、左足→左肺に対応しているので、苦しい側の肺に対応した方を重点的にもんでください。
呼吸器系が弱い人は、普段からもんでおくと、風邪の予防に最適です。
延髄は、親指中央からやや下に位置します。
呼吸器のはたらきをよくして、せきを止め、吐き気を抑える効果がありますので、刺激すると喘息の予防にも効果があります。
※足湯も効果的です。
風邪気味の時、手足を温めて血行をよくすると治りが早いです。
大きめの洗面器にやや熱め(43℃前後)のお湯をはり、両足をその中に入れます。
冷めてきたらお湯を足して、10〜15分間ほど浸していると、体全体がポカポカしてきます。
温まった状態で布団に入れば、脳も自然にリラックスできるので、ぐっすり眠れ、体力の回復に役立ちます。