長時間のデスクワークや車の運転などで無理な姿勢をとり続けていると肩こりや首のコリの症状があらわれてきますが、それが悪化すると背中にまで痛みが広がることがあります。
これらは筋肉疲労が主な原因なので、まずは足の内側にある脊椎を刺激して、かたくなった筋肉をしっかりともみほぐしましょう。
また、背中の痛みは消化器系の病気からくる場合もあります。
そこで、勇泉や腎臓、肝臓などの内臓系に効くツボもあわせて刺激すると効果的です。
足の内側は、親指を先頭に首から尾骨にかけて骨に関連するツボが並んでいます。
背中の痛みを緩和するには、土踏まずのほぼ真ん中の湾曲している部分を、親指からかかとの方向にもむと効果的です。
湧泉は、体力や気力を高めて体全体を元気にする万能のツボで、土踏まずのやや上の中央、足の指を曲げてへこんだ所にあります。
両手の親指の先を使って強く押し揉みます。3秒間隔で押したり弛めたりの刺激を交互におこない、湧泉が温かくなるまで繰り返します。
腎臓の機能が低下すると、骨の痛みが顕在化します。
土踏まずの上のほぼ中央に位置する腎臓のゾーンを押し揉むことで、腎臓の働きが活発になり骨の痛みが和らぎます。
肝臓の働きが弱くなると、背中が痛くなります。
そこで図にある肝臓ゾーンをもみほぐすことで、肝臓の働きが改善し背中の痛みが和らぎます。