−あに(ani)−
・兄貴風(あにきかぜ) 兄、または、年長者ということで威張る。 類:●兄貴面●兄貴顔●兄風 例:「兄貴風を吹かす」
・豈図らん(あにはからん)[=図らんや・図りきや] 事態が予想外である時に、前に付けて使う。 ★「(そんなことを)どうして前もって考え付こうか」の意から。 1.(「…とは」「…と」「…ことを」などを伴って) どうしてそんなことを予想しただろうか。 用例:枕−161「あにはかりきや、太政官の地の今やかうの庭とならんことを」 例:「豈図らんや、あいつと彼女が結婚とは」 2.(「…とは」などを伴なわず副詞的に) 意外であることに。思い掛けないことに。 例:「豈図らん、相手が自滅してくれた」