−あの(ano)−
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彼の声で蜥蜴食らうか時鳥
(あのこえでとかげくらうかほととぎす) ものごとは外見と違う場合が多いものだということの喩え。 ★俳人、榎本其角の句。
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彼の世千日此の世一日
(あのよせんいちこのよいちにち) 死後の千日の楽しみより現世の一日の享楽の方が良いという考え。
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彼の世の使い
(あのよのつかい) 冥府の世界から来る迎えの使者という意味で、病人の死期が迫っている場合などに来ると考えられている。 類:●冥土(めいど)の使者●死に神