−あた(さ)(atasa)−
あた湿気ない(あたじけない) 〔俗語〕 1.けちである。吝(しわ)い。 用例:雑俳・柳多留−二「木戸番はあたじけないと首を振り」 2.取るに足りない。貧弱である。 用例:読・操草紙−二「かかるあたじけなき娘共は」 ★語源未詳、江戸〜明治の流行語であった。 ★「あた」は程度が甚だしいことを表わす接頭語、「ない」は、性質を表わす接尾語で、「非常に湿気ている」の意味か。 用例の出典:操草紙(あやつりそうし?) 読み本。明和8年(1771)? ・・・調査中。
あたじけ茄子(あたじけなすび) けちんぼ。 ★「あたじけない」の「な」と茄子をかけた洒落<国語大辞典(小)>