−あた(わ)(atawa)−
能わざるに非ずせざるなり(あたわざるにあらずせざるなり) ものごとを成就(じょうじゅ)できないのは、やる能力があるのに、それを発揮しないからである。実行力や意志の欠如を指摘して言う。 出典:「孟子−梁恵王・上」「王之不王、不為也、非不能也」
仇を鬼に作る(あだをおににつくる) 自分に害を与えるもの(仇)を更に恐ろしい鬼の姿に作るという意味で、甚(はなは)だ悪い状況、そら恐ろしい状態を喩えていう。
仇を恩で報いる(あだをおんでむくいる) 恨みのある者に対し、却って情けを掛けること。 類:●仇を情に引き換える●恨みに報ずるに徳を以ってす 反:■恩を仇で返す
仇をなす(あだをなす)[=結ぶ] 恨みに思う。人に危害を加える。仕返しをする。 用例:太平記−一八「今武家の為に結怨(アタヲムスビ)」