−あち(ati)−
彼方立てれば此方が立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ) 一方の良いようにすると他方には悪くなる。相対する二者を両立させることは難しいということの喩え。 類:●あなた立てればこなた立たぬ●あなたを祝えばこなたの怨み●猫が肥えれば鰹節が痩せる●出船に良い風は入り船に悪い●頭押えりゃ尻ゃ上がる●It's hard to please everybody. ★「立てる」は「顔を立てる」の意味。 ★後に「両方立てれば身が立たぬ」と続けても言う。