−えの(eno)−
・絵の事は素きを後にす(えのことはしろきをのちにす) 絵を描く時には、最後に白を使い、彩りを引き立たせて絵を完成させるものだ。 出典:「論語−八」「子曰、絵事後素、曰礼後乎」
・柄の無い所に柄をすげる(えのないところにえをすげる) 無理に口実を設けて、理屈を捏(こ)ねる。無体な言い掛かりを付ける。 ★略して「柄をすげる」とも<国語大辞典(小)>
・柄の抜けた肥え柄杓(えのぬけたこえびしゃく) 地口(じぐち)の一つ。 1.下肥えを汲む肥え柄杓の柄が抜けたら、手の付けようがないということ。 2.取り得(=柄)がないこと。