−はき(haki)−
・掃き溜めに鶴(はきだめにつる)
・履き違える(はきちがえる) 1.他人の履物を間違えて履く。2.ものごとの意味を取り違える。考え違いをする。勘違いをする。 例:「自由と身勝手を履き違える」
・馬脚を露す(ばきゃくをあらわす) 包み隠していた事が現われる。 類:●化けの皮がはがれる●尻が割れる●尻尾を出す●化けの皮を現す ★芝居で、馬の脚の役者が姿を見せてしまうことから言われた。
・破鏡(はきょう)
・破鏡重円(はきょうじゅうえん・ちょうえん) 割れた鏡が元通りになることで、生き別れていた夫婦が再び一緒になること。また、離婚した夫婦が復縁すること。 故事:「太平広記−気義」 中国南朝、陳の公主・楽昌(らくしょう)は、徐徳言(じょとくげん)の妻となった。時は戦乱の世であり、いつ生き別れになってもおかしくない。夫婦である証拠にと鏡を2つに割って半分ずつ持つことにし、「正月の15日にこれを市で売りなさい。それを目当てに探すから」という約束をした。程なく陳が滅び、美貌だった楽昌は越石公・楊素(ようそ)の家に入れられていた。苦しい放浪の末長安に辿り着いた徳言は、正月15日に市で法外な値で売られている鏡を見付ける。経緯を知った楊素は楽昌を徐徳言に返した。
・破鏡の嘆(はきょうのたん)[=嘆き] 夫婦が離縁しなければならないことへの嘆き。
・破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず) 離縁した夫婦など、一度壊れてしまった関係は、再び修復することはできないということ。 類:●覆水盆に返らず 出典:「伝燈録」
・歯切れが悪い(はぎれがわるい) 物言いが明瞭でない。言動がはきはきしていない。 例:「歯切れが悪い返事」