−はも(hamo)−
・は文字(はもじ) 1.恥ずかしいことの意味の女房詞(にょうぼうことば)。「おはもじ」とも。 ★「はずかしい」の後半を略し、「文字」を添えたもの<国語大辞典(小)> 2.お歯黒または歯ブラシを指す婦人語。
・刃物を渡る(はものをわたる) 刃物の上を歩いて渡るという意味から、ちょっとでも間違うと大変な事態になるような、非常に危険な行為をすること。 類:●剃刀の刃を渡る
・鱧も一期、海老も一期(はももいちご、えびもいちご) 鱧も海老も一生を送ることに変わりはないという意味で、人の一生には貧富・賢愚・身分の違いはあっても、さして変わらぬものであるという喩え。 類:●櫨(はぜ)は飛んでも一代、鰻(うなぎ)はぬたっても一代
・波紋を投ずる(はもんをとうずる)[=投げる] 何事もない静かな所を波立たせる。事を起こしたり、問題を提起したりして、その影響を広げる。変化や動揺のきっかけになる。 類:●平地に波瀾を起こす
・波紋を広げる(はもんをひろげる) 水面に波紋を広げるという意味から、他のものごとに影響を及ぼし、それを広く行き渡らせること。