−はん(た)(han4)−
・盤台面(はんだいづら・ばんだいづら) 魚屋が使う浅い楕円の桶のような、平らで大きい顔の者を嘲(あざけ)る言葉。
・半知半解(はんちはんかい) 知識や理解が生半可である。十分な知識や理解を持っていない、中途半端な状態である。 類:●半生●生半可
・パンチが利いている(ぱんちがきいている) 人の心や感覚を刺激する力や勢いがある。表現や味などにぴりっとしたところがあり、人に痛快な印象を与える。また、単に、インパクトがある。 ★『ポテトチップスコンソメパンチ』を発売した1978年ころ、日本では「パンチがきいている」という言いまわしが流行していました。<カルビー> ★ボクシングや殴り合いで、パンチが十分にダメージを与えている場合は、「効いている」を使う。
・判で捺したよう(はんでおしたよう) まったく同じことの繰り返しで、少しの変化もないこと。また、決まり切っていることをいう。 類:●判子で押したよう 例:「判で捺したように同じ時刻に現われる」
・半ドア(はんどあ) 自動車などの扉が、完全には閉まっていない状態のこと。
・槃持が愚痴も文殊の知恵(はんどくがぐちももんじゅのちえ) 仏の前にあっては知者も愚者も同じであり、愚者も修行すれば知者と同じように悟りを得るということ。 ★槃持も文殊も釈迦の弟子で、前者は愚者の、後者は知者の代表とされる<国語大辞典(小)>
・半ドン(はんどん) 勤務が午前中だけで済むこと。またその日のこと。 ★ 「ドン」は、「ドンタク」(オランダzondagから休みのこと)の略。 ★日本の企業では、1980年代から「週休二日制」が採用されるようになったため、「半ドン」という言葉自体、廃(すた)れつつある。因(ちな)みに、国家公務員の完全週休二日は1992年5月、公立学校の完全週五日制は2002年4月から。