−はれ(hare)−
・ばれが来る(ばれがくる) 「ばれ」は、ごたごたや失敗を表し、事が巧くゆかなくなるという意味。ものごとが順調に運ばないで駄目になること。
・晴れの舞台(はれのぶたい)・晴れ舞台 1.大劇場の桧(ひのき)舞台。2.転じて、華々しい重要な場所。 類:●桧舞台
・腫れ物に触るよう(はれものにさわるよう) 痛い腫物に触れるように、恐る恐る大切に扱う。特に、機嫌を損なわないように気を使うこと。
・ばれる 1.秘密・悪事・陰謀などが発覚する。隠していたことが表沙汰になる。 用例:浄・持統天皇歌軍法−二「ばれて来てはもう隠さぬ」 例:「妻に浮気がばれる」 2.交渉などが破談になる。 用例:洒・蕩子筌枉解「みうけのばれたる女郎を賦すとみへたり」 3.しくじる。失敗する。釣りで、針に掛かった魚が逃げる。また、カルタ賭博(とばく)で手札が定限以上となって負ける。 ★1.〜3.は、「散(ば)らす」から。 4.淫(みだ)らな話をする。下品な話をする。 類:●下(しも)がかる ★川柳点の末番を「ばれ(破礼)」といい、それらの句がしもがかりの句であるところから<国語大辞典(小)> 用例の出典@:持統天皇歌軍法(じとうてんのううたぐんぽう) 浄瑠璃。近松門左衛門。正徳4年(1714)。立願成就の願いを「春過て夏来にけらし白妙の〜」の歌に託して、敵を討つ<近松門左衛門でござーい!> 用例の出典A:蕩子筌枉解(とうじ???) 洒落本。・・・調査中。
・破廉恥(はれんち) 廉恥の心を破る。恥を恥とも思わないこと。恥ずかしいことを平気ですること。人倫、道徳などに反する行為をすること。 類:●厚顔 参考:廉恥(れんち) 心が潔白・正直で、恥を知る心が強いこと。