−はし(か)(hasi2)−
・恥隠る(はじかくる) 恥が外に現われないという意味で、人前で恥ずかしい目を見ないで済むこと。恥を掻かないで済むこと。
・箸が転んでも可笑しい年頃(はしがころんでもおかしいとしごろ) 日常のごく普通のできごとにも良く笑う年頃。特に、女性の十代後半を言う。 類:●犬が駆け出しても笑う
・端が端(はしがはし) 極めて詰まらないもの。取るに足りないもの。 類:●末が末 用例:源氏−紅梅「端が端にもおぼえ給はぬは、なほたぐひあらじと」
・端から(はしから) 順を追って次々と。手当たり次第に。どんどん。
・端くれ(はしくれ) 1.木などの端を切ったもの。切れ端。片端。また、ある物のほんの一部分。わずかな量。2.取るに足りない存在であるが、一応はその同じ類に属している者。つまらない者。 類:●末(すえ)●末輩(まっぱい)●末流(ばつりゅう) 例:「役者の端くれ」
・梯子酒(はしござけ) 次から次へと場所を変えて酒を飲み歩くこと。 類:●梯子飲み●梯子
・梯子を外される(はしごをはずされる) 高い地位や主導的立場に祭り上げらされたのに、仲間や味方が態度を変えたために孤立すること。