−へき(heki)−
・辟易(へきえき) 「辟」は避けること、「易」は変えること。 1.相手の迫力に圧倒され、恐れ戦(おのの)いて逃げること。 故事:「史記−項羽本紀」 「項王瞋目而叱之、赤泉侯人馬倶驚、辟易数里」 落ち延びる項羽の兵は僅か28騎、対する赤泉侯・楊喜(ようき)の兵は5千。項羽が追ってきた楊喜を睨み付け一喝すると、人馬ともに怖気付き、数里も逃げてしまったという。 2.勢いに押されて尻込みすること。 例:「彼女の口数に辟易して何も言い出せなかった」 3.うんざりすること。対応に困り、嫌になること。 類:●閉口する 例:「梅雨の湿気に辟易する」
・碧眼紅毛(へきがんこうもう) 《四熟》 青い目と紅い髪の毛という意味で、欧米人のこと。