−へそ(heso)−
・臍が茶を沸かす(へそがちゃをわかす)
・臍が曲がっている(へそがまがっている) 性質が素直でない。性格が捻(ひね)くれている。 類:●臍曲がり
・臍が縁れる(へそがよれる) 臍が捻(ね)じれるという意味で、我慢できないほど、可笑しくて堪らない。 類:●臍がくねる●臍が宿替えする
・臍繰り金(へそくりがね)・臍繰り 家人や他の人に知られないように、少しずつ蓄えた金銭。 類:●臍(ほぞ)繰り金 ★綜麻(へそ=織機にかけられるようにより合わせた麻糸)を繰ってためた金銭の意。人のへそと混用して多く「臍」の字を当てる<国語大辞典(小)>
・臍繰る(へそくる) 他人に気付かれないように、密かに金銭を貯める。特に、主婦が内職などをして、または生活費を切り詰めて、夫に内緒でお金を貯めること。 ★「へそ」の元の字は「綜麻」。麻糸を幾重にも巻き付けた糸巻きの一種のこと。
・臍曲がり(へそまがり) 性質が素直でないこと。性格が捻(ひね)くれていること。 類:●天邪鬼●旋毛曲がり●鼻曲がり
・べそを掻く(べそをかく)[=作る] 子供などが泣きそうになる。泣き顔をする。 参考:べそ 子どもなどが口を歪(ゆが)めて泣き顔をすること。また、その顔。
・臍を決める(へそをきめる) 覚悟する。 類:●腹を決める●臍を固める
・臍を曲げる(へそをまげる) 機嫌を損(そこ)ねて意固地になる。また、機嫌が悪くてわざと意地悪をする。 類:●拗(す)ねる