−ひあ(hia)−
・干上がる(ひあがる) 1.水分がすっかりなくなってしまう。乾き切る。 例:「田圃が干上がる」 2.すっかり潮が引いてしまう。潮が引き切って陸地になる。3.中に入るものがなくなる。空っぽになる。転じて、収入がなくなって生計が立たなくなる。 用例:浄・長町女腹切−中「年よった此の親が、鼻の下がひやがる」 例:「口が干上がる」
・火遊び(ひあそび) 1.火を弄(もてあそ)ぶこと。特に、子供が火を玩具にして遊ぶこと。 類:●火悪戯(ひいたずら) 2.危険な遊び。特に、男女の無分別な、その場限りの恋愛や情事をいう。 類:●桃色遊戯●アバンチュール ★英語の慣用句play
with fireから。
・火危うし(ひあやうし) 昔、宮廷などで、夜番の役人が巡行するときに火の元を注意するように呼んだ言葉。「火の用心」の類。 用例:源氏−夕顔「弓弦(ゆづる)いとつきづきしく打ち鳴らして、火危うしといふいふ」