−ひひ(hihi)−
・罅が入る(ひびがはいる・いる) 1.物に、細かい割れ目ができる。2.比喩的に、その人の心身や精神、履歴などに傷が付く。また、健全な状態に支障が生じる。 例:「罅が入った身体」 類:●傷が付く 3.人間相互の感情が、良好でなくなる。親しい仲が不和になる。 例:「二人の友情に罅が入った」
・響きの声に応ずるが如し(ひびきのこえにおうずるがごとし)[=物に〜] 応答や反応が非常に早いことの喩え。すぐに反響や効果が現れること。
・日々是好日(ひびこれこうじつ) 毎日毎日、楽しく平和な良い日が続く。 類:●日日(にちにち)是好日
・日々に新たなリ(ひびにあらたなり) 日に日に新しくなっている。また、毎日毎日、進歩し続けている。 出典:「大学−伝2」「湯之盤銘曰、苟日新、日々新、又日新」<苟(まこと)に日に新たなり、日々に新たなり、又(また)日に新たなり> ★湯の盤銘(とうのばんめい) 殷(いん)の湯王(とうおう)が、沐浴の盤(=ゆあみだらい)に刻んで自ら戒めとした言葉。
・びびる 1.俗語的表現。気後(おく)れして小さく縮こまる。また、怖(お)じける。 類:●萎縮する 例:「大打者に対して腕がびびる」「大きい犬にびびった」 2.恥ずかしがって小さくなる。恥じらう。はにかむ。 用例:雑俳・柳多留−七「あいさつに男のびびる娵(よめ)の礼」 3.けちけちする。 用例:志不可起「人の嗇(しわく)て物をしむをびびると云は微々ならんか、又びりびりすると云もびびるに同か」 4.拗(す)ねていて素直でない。5.音が震動する。音が響いて聞こえる。特に、戦(いくさ)で鎧(よろい)や兜(かぶと)が触れ合って鳴る音が聞こえる。 用例:雑俳・和国丸「鑵子の蓋のびびる樽拍子」 用例の出典@:志不可起(しぶがき) 俗語辞典。箕田憙貞(みのだきてい)。享保12年(1727)。・・・詳細調査中。 用例の出典A:和国丸(わこくまる?) 雑俳。・・・調査中。