−ひま(hima)−
・暇が明く(ひまがあく) 暇になる。
・暇が入る(ひまがいる) 1.時間が掛かる。暇取る。また、時間が必要になる。2.用事がある。
・暇が出る(ひまがでる) 休むことが許されるという意味だが、一般には、不都合があったために、仕事を辞めさせられるときに言う。退職させられる。
・隙過ぐる駒(ひますぐるこま)[=行く駒・の駒] 壁の隙間に見る馬は忽(たちま)ち過ぎ去ってしまうということから、月日が早く過ぎ去ることの喩え。 類:●駒隙(くげき)●隙行く駒●隙の駒●白駒隙を過ぐる 出典:「荘子−知北遊」
・暇に飽かす(ひまにあかす) 暇であるのを良いことに、ものごとに長い時間を費やす。飽きもせずに、何かに長い時間を掛ける。 類:●暇に任せる 例:「暇に飽かして世間話に興ずる」 ★「飽く」は「満ち足りる」の意。「〜に飽かす」で「〜を十分に使って…する」の意。
・暇を欠く(ひまをかく) 時間を費やす。時間を使う。
・暇を割く(ひまをさく) そのことのために時間を作る。
・暇を出す(ひまをだす・いだす)[=遣る] 1.休みを与える。2.奉公人などを辞めさせる。また、妻を離縁する。
・暇を潰す(ひまをつぶす) 空いている時間を何かして過ごす。 例:「パチンコ屋で暇を潰す」
・暇を取る(ひまをとる)[=貰(もら)う] 1.休暇を取る。2.使用人などが自分から申し出て辞める。また、妻の方から縁を切る。3.時間が掛かる。手間を取る。
・暇を盗む(ひまをぬすむ) 1.暇潰しをする。怠(なま)ける。2.僅かな時間を利用する。 例:「暇を盗んでは本を読んだ」