−ひね(hine)−
・捻くれる(ひねくれる) 1.ものの形状が歪(ゆが)む。曲がる。 例:「枝ぶりが捻くれる」 2.性質が拗(ねじ)けて素直でなくなる。 類:●僻(ひが)む●拗(す)ねる 例:「ひねくれた言い回し」 3.一風変っている。
・終日(ひねもす) 朝から夕まで。一日中。「ひめもす」、「ひめむす」とも。 類:●四六時中●二六時中 反:■夜もすがら 用例:万葉−4037「比禰毛須(ヒネモス)に見とも飽くべき浦にあらなくに」
・捻り出す(ひねりだす) 1.あれこれ考えを巡らして、苦心の末に案を出す。俳句などを、工夫して作り上げる。 類:●知恵を絞る●捻(ひね)る 用例:荘子抄−一「此人のかた端ても尭舜をひねりたさんぞ」 例:「一句捻り出す」 2.あれこれ策を尽くして費用を調達する。無理をして金銭を都合(つごう)する。 類:●工面(くめん)する●捻出する 例:「4人分の旅費を捻り出す」
・捻りを効かせる(ひねりをきかせる) 普通のものと少し違うように、一工夫(ひとくふう)利かせる。趣向を凝(こ)らす。 例:「エンディングに捻りを効かせてみた」