−ひと(や)(hito8)−
・一役買う(ひとやくかう) 一つの役目や役割を、自分から進んで引き受ける。力を貸す。手助けをする。 例:「完成に一役買った」
・一山当てる(ひとやまあてる) ここでの「山」は鉱山のことで、鉱脈を掘り当てること。万に一つを狙って大儲(もう)けする。投機などによって、思いがけない大儲けをする。
・一山幾ら(ひとやまいくら) 数個纏(まと)めて売るような、安価なもの。 類:●十把一絡げ●二束三文
・一山越す(ひとやまこす) 一つの山を乗り越えるという意味で、困難なところや面倒なところを乗り越えること。または、一つの纏(まと)まりが出来上がって一段落すること。 類:●一段落する
・一山百文(ひとやまひゃくもん) 数個纏(まと)めて売るような、価値が低いもの。 類:●一山幾ら●二束三文
・人山を築く(ひとやまをきづく) たくさんの人が集まっている様子。大勢の人が群れをなしている様子。また、死骸が山のように積み重なっている様子。
・人遣りならず(ひとやりならず) 他人がさせるのではなく、自分から進んですることである。誰のせいでもなく、自分のせいであるということ。 用例:源氏−乙女「道の程―心細く思ひ続くるに」