−ほこ(hoko)−
・矛先が鈍る(ほこさきがにぶる) 矛先の鋭利さがなくなるという意味から転じて、攻撃や議論の勢いが弱くなり、鋭さがなくなること。
・矛先を争う(ほこさきをあらそう) 戦いの勝負を争う。
・矛先を交える(ほこさきをまじえる)[=交(か)わす] 矛の切っ先を交差させるという意味から、戦いをすること。戦(いくさ)をすること。 類:●一戦交える
・矛先を向ける(ほこさきをむける) 戦闘で攻撃の対象にするということから、議論などで、攻撃の目標にすること。 類:●矛を向ける
・反故にする(ほごにする・ほぐに〜)[=反古に〜] 役に立たないものにする。以前にした言動などをないものとする。 類:●無駄にする●ほぐにする●ほんごにする
・矛を収める(ほこをおさめる) 矛を仕舞うという意味から、戦いを止めること。
・矛を倒にする(ほこをさかしまにする) 戦闘の矛先を味方の方へ向ける。 類:●裏切る 用例:太平記−38「弐(ふたごころ)ある者出来て、矛を倒にする事あるべし」
・矛を向ける(ほこをむける) 議論などで、攻撃の目標にすること。 類:●矛先を向ける