−ほろ(horo)−
・ぼろい 俗語。 1.資本や労力に比べて利益が多い。楽で儲(もう)けが多い。 類:●ぼろ儲け 用例:伎・傾城三拍子−上「なんと、ぼろい仕事ぢゃないかい」 2.粗末(そまつ)である。また、古くなったりして壊(こわ)れている。 類:●おんぼろ 例:「ぼろい車」 ★関西方言から、と言われる。 用例の出典:傾城三拍子(けいせいさんびょうし) 歌舞伎。奈河晴助、金沢竜玉。「とんとんの三吉」。・・・詳細調査中。
・襤褸が出る(ぼろがでる) 人に見せられない襤褸が表に出るという意味から、隠していた欠点や短所、または失敗の跡などが露(あらわ)になる。 類:●足が出る●藁が出る
・襤褸糞(ぼろくそ) 1.価値のないもの。劣悪なもの。転じて、酷(ひど)く劣っているものとして罵(ののし)って言う言葉。 類:●糞味噌 例:「襤褸糞に言う」 2.散々にやっつけられる様子。 類:●こてんこてん●こてんぱん
・襤褸雑巾(ぼろぞうきん) 喧嘩などで殴られて半死半生の状態。また、雇い主などにこき使われてくたくたな様子。
・ほろ酔い機嫌(ほろよいきげん) 適度に酔って良い機嫌であること。また、そのような状態。
・襤褸を出す(ぼろをだす)[=見せる] 短所や欠点を露見させる。失敗の跡を現す。 類:●尾を見せる