−ほし(hosi)−
・恣(ほしいまま)[=縦] 1.心のままにすること。勝手気ままであること。他人の制約を受けず行なうこと。 類:●逞しくする●遣りたい放題 例:「権力を縦にする」 用例:高野本平家−七「恣に帝位を進退し」 2.散漫で、だらしがないこと。 類:●放恣●放肆 ★「ほしきまま(欲儘)」の変化<国語大辞典(小)>
・干し草の中から針を探す(ほしくさのなかからはりをさがす) 見付かる当てのないものを探して、無駄骨を折ること。至難の業(わざ)の喩え。 ★英語の諺It's like looking for a needle in the haystack.から。 ★日本では、「藁(わら)の中から針を探す」などとも言う。
・星の如くに列なる(ほしのごとくにつらなる) 多くの人が威儀を正して居並ぶ様子。 類:●星を連ぬ
・輔車相依る(ほしゃあいよる) 互いに助け合って存在しているということ。密接な関係にあって切り離せない状態であること。 類:●唇歯輔車●唇亡びて歯寒し 出典:「春秋左氏伝−僖公五年」 ★「輔」は頬骨、「車」は歯ぐき<国語大辞典(小)>
・ポシャる(ぽしゃる) 予定や計画が途中で駄目になる。無駄になる。失敗する。 類:●おじゃんになる ★「ポシャ」は「シャッポを脱ぐ」の「シャッポ」の「シャ」と「ポ」を逆にしたものからか<国語大辞典(小)>
・暮色蒼然(ぼしょくそうぜん) 日が暮れて辺りが薄暗くなってきた様子。夕方の薄暗い景色のこと。
・星を挙げる(ほしをあげる) 「星」は、容疑者や犯人を指す隠語。容疑者を検挙する。犯人を逮捕する。
・星を戴く(ほしをいただく)[=被(かず)く] 1.夜明け前の、まだ星のある時刻に出勤する。また、夜遅くまでなにかをする。 例:「星を戴いて帰る」 2.星が残っている早朝から、星が出る夜まで勤め励む。
・星を落とす(ほしをおとす) 運動競技などで、負ける。 例:「惜しい星を落とした」
・星を稼ぐ(ほしをかせぐ) 点数を稼ぐ。成績を上げる。殊勲や武勲を上げる。 類:●ポイントを稼ぐ
・星を数うる如し(ほしをかぞえるがごとし) どこまで続けてもきりがないこと。到底成功しそうにないことの喩え。
・星を指す(ほしをさす)[=食わす] 言い当てる。見破る。 類:●図星を指す(突く)●星を射る
・星を潰す(ほしをつぶす) 相撲のる星取表で、丸い印を黒く塗り潰すこと。勝負に負けること。
・星を列ぬ(ほしをつらぬ) 1.禁中に公卿、殿上人が列座する。2.転じて、多くの人が威儀を正して居並ぶ。