−ほつ(hotu)−
・墨痕淋漓(ぼっこんりんり) 筆の跡が鮮やかで墨が滴り落ちるようだという意味で、筆で書いた文字が美しいこと。また、筆勢が生き生きとしていつことを誉めていう言葉。
・ぼったくる 価格以上の値を貪(むさぼ)る。 類:●ぼる●打っ手繰る ★「暴利」の動詞化した「ぼる」と、「打っ手繰る」の合成語。
・ほっつき歩く(ほっつきあるく) 宛てもなく、あちこち歩く。うろつき回る。 用例:滑・八笑人−二「足まかせにほっつきあるくもんだから」 ★「ほつき歩く」の変化した語<国語大辞典(小)>
・没にする(ぼつにする) 新聞や雑誌などで、投書や投稿、または寄せられた原稿を採用しないこと。 類:●没書(ぼっしょ)にする
・ほっぺたが落ちる(ほっぺたがおちる) 非常に美味である。 ★両頬にある唾液腺から唾液が出るときに僅かな疼きや鈍痛を感じることがある。それを言ったものか。 ★中国では「眉毛が抜けるほど美味い」と言う。
・ぽつぽつ三年波八年(ぽつぽつさんねんなみはちねん) 日本画を描くとき、ぽつぽつと点で苔(こけ)を描けるようになるのに三年、波を巧みに描くのに八年の歳月が掛かる。どの世界でも、一人前になるにはそれなりの年月が必要だということ。 類:●首振り三年ころ八年●櫓三年に棹八年