−ふり(huri)−
・振り翳す(ふりかざす) 1.持っているものを頭上に振り上げて構える。 類:●振り冠(かぶ)る 用例:太平記−三一「射向の袖を振かざいて」 例:「刀を振り翳す」 2.主義や主張を殊更(ことさら)に示す。 例:「大義名分を振り翳す」
・振り出し(ふりだし) 1.振って、容器から出すこと。また、振って小さい穴から出すように作ってある容器。2.道中双六(すごろく)などで、出発地点。賽子(さいころ)を振って遊戯を始める所。3.2から転じて、ものごとの初め。 類:●出発点●出だし 例:「最後の詰めで失敗して振り出しに逆戻り」 4.歌舞伎の大道具の一つ。樹木を回して舞台の方へ振り出すしかけ。人を乗せて出すことが多い。5.手形や小切手を発行する行為。
・振り回す(ふりまわす) 1.手や、手に持ったものを大きく振って動かす。また、乱暴に振り動かす。ぐるぐると回す。 用例:宇治拾遺−1・11「鐘木をとりてふりまはして」 例:「棒を振り回して暴れる」 2.得意げに持ち出す。自慢しながら示す。ひけらかす。 例:「専門用語ばかり振り回す」 3.思うままに取り扱う。また、無闇に使う。 例:「子供に振り回される」「親の威光を振り回す」
・降りみ降らずみ(ふりみふまずみ) 雨が、降ったり降らなかったり。雨や雪が、降ったり止んだり。
・武陵桃源(ぶりょうとうげん)
・不慮の外(ふりょのほか) 思い掛けない、という意味の「不慮」を強めた言葉で、予想していたことが外れて、大変意外であること。b