−ふる(huru)−
・篩に掛ける(ふるいにかける) 1.粉などを篩で選り分ける。 類:●選別する●分別する 2.ある基準によって、多くの人や物を選び分けて、その基準に適さないものを排除する。また、多くの中から、基準に適った者(物)を選び出す。
・古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず) 1.古くからある川は、一見涸(か)れているように見えても、実は地下に脈々たる水流があるものである。基盤がしっかりしていれば、衰えたように見えてもそう簡単には滅びないものであるということの喩え。 類:●大鍋の底は撫でても三杯 2.転じて、その土地で代々富豪として通ってきた旧家は、没落した後でも昔を偲(しの)ばせる立派な部分を残しているということの喩え。 類:●古川に水涸れず
・古傷は痛み易い(ふるきずはいたみやすい) 1.古い傷や怪我(けが)は、完治したように見えても、陽気や季節の変化のときなどに疼(うず)くものである。2.ずっと前に犯した悪事は何かにつけ良心を苛(さいな)むものである、また、過去の失敗はひょんなところで新たな災難を呼ぶものであるという喩え。
・古き善き時代(ふるきよきじだい) 1.遠い昔の、懐(なつ)かしい時代。特に、自分の良い思い出がある時代。 類:●ノスタルジア●レトロ 例:「古き善き時代のポップス」 2.人の情が感じられた時代。また、情緒が感じられた時代。 例:「古き善き時代の町並みが残る」
・古狸(ふるだぬき) 1.年老いた狸。2.比喩的に、長く経験を積んで、狡賢(ずるがしこ)い人。悪知恵があって、人を騙す人。 例:「町内の古狸」
・降るほど(ふるほど) 非常にたくさん。 例:「縁談が降るほどある」