−ふゆ(huyu)−
・武勇伝(ぶゆうでん) 1.武勇に富んだ人の伝記。 類:●武勇談 2.勇ましい手柄話。また、酒の勢いを借りるでもしなければ出来ないような腕力沙汰(ざた)を、冷やかして言う言葉。 例:「また武勇伝をやらかしたそうだ」
・蜉蝣の一期(ふゆうのいちご) 「蜉蝣」は、カゲロウのこと。カゲロウの成虫の寿命は、1時間から数日であるところから、人生が短く儚(はかな)いことの喩え。儚い一生の間。
・冬来たりなば春遠からじ(ふゆきたりなばはるとおからじ) 冬か来たということは春もそう遠くないということで、辛(つら)い時期であっても、やがて必ず良い時期が訪れるものであるということ。 類:●明けない夜はない ★シェリーの詩「西風への頌詩」の結びの句。
・冬将軍(ふゆしょうぐん) 冬の異称。特に、寒さの厳しい冬を言う。人間の力では到底(とうてい)太刀打ちできない、厳しい冬の威力を人格化した言い方。 例:「冬将軍の到来だ」 ★モスクワに攻め込んだナポレオンが厳寒に悩まされて敗れた史実(1812年)から、イギリスの新聞記者が厳しい冬を擬人化して「general
frost」と報じたことによる。