−いき(か)(iki2)−
息が合う(いきがあう) お互いの気持ちや調子がぴったり一致する。 類:●一心同体●異体同心●馬が合う
意気が揚がる(いきがあがる) 意気込みが盛んになる様子。
生き返る(いきかえる) 1.一度死んだ者が命を取り戻す。 類:●蘇生する 2.比喩的に、元気が回復する。記憶が蘇る。
息が掛かる(いきがあがる) 実力者の保護を受ける。または、影響、支配を受ける。
息が通う(いきがかよう) 1.動物が死なないで、依然生きている。2.精神が篭もって、充実している。
行き掛かり(いきがかり) 1.行く途中。 反:■帰りがけ 例:「行き掛かりに寄ってみる」 2.ものごとの過程。ものの弾み。成り行き。 例:「行き掛かり上、買うことになった」
息が切れる(いきがきれる) 1.激しく動いたりして息切れがする。息が続かなくなる。喘(あえ)ぐ。2.息が絶える。死ぬこと。類:●息が絶える●息を引き取る●事切れる 3.ものごとが長く続けられないで、途中で止(や)める。 
行き掛けの駄賃(いきがけのだちん・ゆきがけの〜) 昔、馬子が問屋などへ荷を受け取りに行く序(つい)でに、空馬に別の荷物を運んで手間賃を得たところから、事の序でに他の事をして利益を得ること。また一般に、ある事をする序でに他の事をすること。 例:「行き掛けの駄賃に近隣の小国を併呑していった」
生き神様(いきがみさま) 1.生きている神。人の形をとって現われる神。 類:●現人神(あらひとがみ) 2.現存している徳の高い人や優れた人を崇(あが)めて言う言葉。 類:●生き仏
息が詰まる(いきがつまる) 息ができなくなる。また、極度に緊張して息が止まるような感じがする。 類:●息詰まる
息が長い(いきがながい) ある活動が、一定の水準を保って、長い期間続いていることを言う。 例:「寡作だが息が長い作家」
息が弾む(いきがはずむ) 呼吸が速く苦しくなる。
粋がる(いきがる) 自分から粋だと思って得意がること。実際はそうでないのに、粋のように振る舞う。 類:●粋ぶる
生き替わり死に替わり(いきかわりしにかわり) 何度も生まれ変わって。死んでは、また生き返って。
生き胆を抜く(いきぎもをぬく) 人を酷く驚かす。 類:●生き胆を取る●度肝を抜く●荒肝を抜く●荒肝を拉(ひし)ぐ●肝を奪う
息苦しい(いきぐるしい) 1.呼吸が思うようにできなくて息が苦しい。 類:●いきどしい 例:「せきで息苦しい」2.胸が詰まるように重苦しい様子。圧迫感がある。 例:「息苦しい雰囲気」
意気軒昂(いきけんこう) 意気込みの盛んな様子。元気がある様子。 類:●意気揚揚●意気衝天 反:■意気消沈■意気阻喪 例:「意気軒昂として出発した」