−いき(ま)(iki7)−
息巻く(いきまく) 1.勢力を揮(ふる)う。権力や勢力を縦(ほしいまま)にする。 類:●時めく 用例:源氏−若菜上「大きさきの、坊の初めの女御にて、いきまき給ひしかど」 2.勢い込んで息を荒くする。また、強い口調で言い立てる。 類:●気焔(きえん)をあげる 用例:今昔−二五・五「我に手向ひはしてむや、など、息巻て」 3.息遣いを荒くして怒る。用例:徒然草−一〇六「上人なほいきまきて、<略>とあららかにいひて」
息む(いきむ) 1.息を詰めて腹に力を入れる。 類:●息張る 用例:志都の岩屋講本−下「胎内の子、其のいきむはづみに生まるべき順道を違へ」 2.張り切る。 類:●力(りき)む 用例:雑俳・柳多留−初「車引女を見るといきみ出し」 用例の出典:志都の岩屋講本(しづのいわやこうほん) ・・・調査中。
生盲(いきめくら) 道理を弁(わきま)えない人に対して、罵(ののし)って言う言葉。