−いち(た)(iti4)−
・一対一(いちたいいち) 1.一つが他の一つだけに対応すること。 例:「一対一で対応する」 2.自分も一人、相手も一人。 例:「一対一の話し合い」
・一代身上(いちだいしんじょう) 一代で作った財産、あるいは、一代で財産を築き上げた人。 類:●一代分限
・一諾千金(いちだくせんきん) 男子が一諾することは千金にも換え難い価値がある。 類:●武士の一言 出典:「史記−季布伝」「楚人諺曰、得黄金百斤、不如得季布一諾」
・一段落(いちだんらく) 1.文章の、纏(まと)まった一部分。一つの段落。2.一纏まりの時間。一つの期間。 例:「一段落置く」 3.ものごとが一区切りついて片付くこと。ものごとに切りが付いて、落ち着いた状態になること。 例:「仕事が一段落する」「一段落を着ける」
・一稚児二山王(いちちごにさんのう) 最澄(さいちょう)が比叡山に初めて登ったとき、最初に稚児に会い、次いで山王に会ったと伝える故事から転じて、比叡山の僧侶たちが山王権現(さんのうごんげん)よりも稚児を愛し尊んで、男色に耽ったことを嘲っていう。
・一と言って二とない(いちといってにとない) 一人だけ飛び抜けて優れていて、次に続く者がいない。
・一度ある事は二度ある(いちどあることはにどある) 一度起こったことはまた起こる。または、同じようなことが再び起こる。 類:●二度あることは三度ある
・一堂に会する(いちどうにかいする) 大勢が同じ建物に集まる。また、同じ部屋に集まる。
・一度が定(いちどがじょう) 一度したことは取り返しが付かないという意味で、今度という今度は。今度こそは必ず。
・一度の懲りせで二度の死をする(いちどのこりせでにどのしをする) 最初の失敗に懲りないでいると二度目には命を失うことになる。
・一度は思案二度は不思案(いちどはしあんにどはふしあん) 初めは慎重に考えて事に当たるが、二度目には無分別になるものだということ。