−いち(や)(iti8)−
・一夜検校半日乞食(いちやけんぎょうはんにちこじき) 俄(にわ)か成金は忽(たちま)ちその財を失ってしまう。栄枯盛衰が激しいことの喩え。
・一夜乞食(いちやこじき) 金持ちが一夜で零落(おちぶ)れること。また、その人。
・一夜漬け(いちやづけ) 1.蕪や菜などを、一晩だけ漬けたもの。 類:●早漬け 2.短時間に大急ぎでやる仕事や勉強。 例:「試験勉強の一夜漬け」 3.歌舞伎などで、世間で今現在評判になっている事件などをすぐ脚色、上演すること。また、その芝居。 類:●際物(きわもの)狂言 ★元禄頃から始まる<国語大辞典(小)>
・いちゃもん 謂(いわ)れのない言い掛かりを指す俗語。 類:●難癖(なんくせ)●けちを付ける 例:「いちゃもんを付ける」
・意中の人(いちゅうのひと) 心の中で密かに目当てと思っている相手。恋しく思っている相手。
・一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
・一葉目を蔽えば泰山を見ず(いちようめをおおえばたいざんをみず) たった一枚の木の葉が目に被さると、目の前にある泰山すら見えなくなる。僅(わず)かな私欲に心を奪われて大きな道理を見失うこと。 類:●両豆耳を塞げぱ雷霆を聞かず●一片の雲も日を蔽う●一指も亦明を蔽う 出典:「怺冠子−天則・先奏」「一葉蔽目不見泰山、両豆塞耳不聞雷霆」
・一陽来復(いちようらいふく) 1.陰が窮(きわ)まって陽に帰ること。陰暦の十一月、または、冬至(とうじ)のことを指す。 出典:「易経−復・本義」「又自五月、[女+后]卦一陰始生、至此七爻、而一陽来復。乃天運自然」 2.冬が去り、春が来ること。新年が来ること。3.悪いことが続いた後、漸(ようや)く好運に向かうこと。 類:●悪い後には良い事が来る●苦あれば楽あり●楽あれば苦あり
・一翼を担う(いちよくをになう) 「一翼」は、役割りの一部分の意味で、「一端」と同義。全体の中で、一つの重要な役割りを担当する。一つの部門を受け持つ。 例:「医学進歩の一翼を担っている」