−いつ(ま)(itu7)−
・何時迄草の釣り言葉(いつまでぐさのつりことば) 口先だけの巧い言葉で人を釣って、いつまでたってもその約束を実行しないこと。
・何時迄も在ると思うな親と金(いつまでもあるとおもうなおやとかね) 親は子供より早く死ぬのが常であり、財産も使えば減るものである。現状に甘えていないで、孝行と倹約に努めるべきだという戒め。後に「無いと思うな運と天罰(=災難)」などと続けて、道歌的に言うこともある。 類:●孝行をしたいときには親は無し ★近代〜現代の落語から出た語か。
・何時も正月(いつもしょうがつ) 年中楽しく暮らす。また、気楽な様子。
・いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし) 1.月の夜と米の飯が毎日毎晩続けば、この世は極楽(ごくらく)であるということ。また、そのような気楽な生活の喩え。2.いつまで続けても飽きないことの喩え。 類:●米の飯 ★蜀山人(しょくさんじん)の狂歌「世の中は、いつも月夜に米の飯、さてまた申し金のほしさよ」から。 ★明かりの貴重な時代の月夜のありがたさと、米の飯の貴重さを言ったもの。
・乙夜の覧(いつやのらん)
・逸を以って労を待つ(いつをもってろうをまつ) 鋭気を養って慌てることなく敵兵が疲れるのを待って襲撃するという意味から、相手の出方をじっくり見て十分に勝算を得てから事に当たること。 出典:「孫子」