−かめ(kame)−
・がめつい 強欲である。利益に対して抜け目がない、けちでそつなく稼(かせ)ぐ、がっちりしている、などの意味。 例:「がめつく金を貯め込んでいる」 ★関西方言の「がみつい」と俗語の「がめる」との結合からか<国語大辞典(小)> ★関西方言をもとにした造語か。昭和34年(1959)初演の菊田一夫の戯曲「がめつい奴(やつ)」から流行語として広まった<大辞泉(小)>
・亀の甲より年の功(かめのこうよりとしのこう)
・亀の年を鶴が羨む(かめのとしをつるがうらやむ) 千年の寿命を保つという鶴が、万年の亀を羨ましがるという意味で、欲には際限の無いことの喩え。
・亀は万年(かめはまんねん) 亀が長寿であること。また、亀にあやかって長寿を祝う言葉。 類:●鶴は千年
・亀山のお化け(かめやまのおばけ)[=化け物] 心が変わり易くて、職業などを度々変えることの喩え。 参考:江戸時代、天明から文化頃、江戸浅草雷門内日音院の門前で売られた小さな玩具。数え唄に合わせて、底に仕掛けのある割竹の上に乗った人形の笠が飛び、猿が出たりまた意外な姿に変化したりするもの。
・仮面を被る(かめんをかぶる) 仮面を顔に付けること。転じて、本心や本性を隠して偽りの姿や態度を繕うこと。