−かろ(karo)−
・蝸盧(かろ) 蝸牛(かたつむり)の殻に喩えて、小さい家。狭く粗末な住居。また、転じて、自分の家のことを遜(へりくだ)って言う言い回し。
・夏炉冬扇(かろとうせん) 無用なものの喩え。時機を逸してはなんの役に立たないということの喩え。 類:●冬扇夏炉●寒に帷子(かたびら)土用に布子(ぬのこ)●六日の菖蒲●十日の菊 出典:「論衡−逢遇」 出典:論衡(ろんこう) 中国の雑家書。30巻。後漢の王充撰。90年完成。君主が良い政治を行なわないと天が地上に災いを及ぼすという天人相関説を単なる自然現象とみなし、天の意志を否定し、無意志な力「気」が万物の生成変化を支配するとし、鬼神の存在を否定した。当時の国教の儒教をも強く批判したもの。