−かた(ま)(kata7)−
・肩身が狭い(かたみがせまい・せばい) 他の人や世間に対して面目が立たない。世間体(せけんてい)を憚(はばか)る気持ちである。 用例:人情・春色辰巳園−初「世間を兼る気になって、なんだかかたみがせまいやうに」
・筐の水(かたみのみず)[=に汲(く)める水] かたみに汲み入れた水のことで、漏(も)れ易いところから、ものごとが頼りにならないことの喩え。
・片道切符(かたみちきっぷ) 片道乗車券のことで、転じて、行ったきりで再び帰って来られないこと。 例:「地獄への片道切符」
・片目が明く(かためがあく) 1.文字を少しは読むことができるようになる。少しばかり文字が分かるようになる。2.相撲で、二日目以後に初めて勝ち、白星を得ること。一般にスポーツなどで、やっと一つ勝ちを得ること。
・固めの杯(かためのさかずき) 夫婦、主従、師弟などの結びつきを堅固にするために取り交わした杯。約束を固くするために取り交わした杯。