−かと(kato)−
・角が立つ(かどがたつ) 理屈っぽい言い方や態度をすることによって、ものごとが穏やかでなくなる。ものごとが荒立つ。 反:■角が取れる
・角が取れる(かどがとれる) 1.世慣れて人柄が円満になる。2.洗練される。泥臭さが取れる。 類:●垢抜ける●丸くなる●円熟する 反:■角が立つ
・門違い(かどちがい) 1.訪ねる家を間違えること。2.目指す方向、相手やものごとの判断を間違えること。 類:●見当違い●お門違い 例:「私にそんなことをいうのは門違いというものだ」
・門松は冥途の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか) 一休の「めでたくもありめでたくもなし」と続く歌。正月の門松は、飾る度に一つずつ年を取るから、死への道の一里塚のようなものだという意味。 人物:一休(いっきゅう) 室町中期の臨済宗の僧。1394〜1481。諱は宗純。号狂雲。後小松天皇の落胤(らくいん)ともいう。諸国を遍歴後、大徳寺の住職となる。詩、書画、狂歌などにすぐれ、また、伝説的な奇行の持ち主として、「一休咄」や、小説「本朝酔菩提」、戯曲「鶴千歳曾我門松」などに作られた。詩集「狂雲集」、詩文集「骸骨(がいこつ)」「自戒集」「仏鬼軍」などがある。
・廉を倒さぬ(かどをたおさぬ)[=角を〜]・[=絶やさぬ・潰さぬ・崩さぬ] 器(うつわ)や衣類などが古くなってもなお形を崩さないという意味から、人が窮乏(きゅうぼう)してもなお昔の体面を保っていること。旧家が依然としてその格式を持ち続けること。 類:●角を絶やさぬ●腐っても鯛
・角を立てる(かどをたてる) 1.頑固な態度を取ったり、理屈っぽい言い方をしたりして、ことを荒立てる。 2.怒った目付きをする。 類:●目角を立てる●角を入(い)る
・角を広ぐ(かどをひろぐ) 子孫を多く作って一族を繁栄させること。
・門を塞ぐ(かどをふさぐ) 不義理などでその家へ行き難くなる。 類:●敷居が高い
・蚊蜻蛉(かとんぼ) 痩(や)せていて、背の高い者や弱い者を嘲(あざけ)って言う言葉。