−けこ(keko)−
・下戸(げこ) 酒があまり飲めない人。また、酒が好きではない人。 反:■上戸
・下剋上(げこくじょう・かこくじょう) 下が上に剋(か)つの意味。下の者が上の者を押し退けて権力を取ること。 ★主に南北朝末期から戦国時代にかけて、下層階級の者が、国主や主家などをしのいで、実権を握る風潮を、旧体制側の者が非難した言葉<国語大辞典(小)>
・下戸と化け物は無し(げことばけものはなし) 世の中に化物がいないのと同じように、酒を飲めない者はいないということ。
・下戸の肴荒らし(げこのさかなあらし) 酒を飲めない者は料理をたくさん食べる、ということ。
・下戸の建てたる蔵も無し(げこのたてたるくらもなし) 酒を飲まない者は金を残しそうなものだが、必ずしも金を残し倉を建てるとは限らない。飲酒を勧めるときに言う言葉。 ★後に「上戸の蔵も建ちはせねども」などと続けても言われる。