−けら(kera)−
・快楽不退(けらくふたい) 快い楽しみを永久に失わないこと。 類:●快楽不退楽
・けらけら照り(けらけらでり) 朝焼けがして日が強く照りつけること。 ★「けらけら」は、甲高(かんだか)く笑う様子を表わす言葉。
・螻蛄才(けらざい) 1.螻蛄(けら)は、五つの才能を持ちながら、満足なものが一つもないということ。 類:●螻蛄芸 2.転じて、多芸多才ながら、どれも未熟でものになっていないこと。また、役に立たない才能。 出典:「古今注−魚虫」「螻蛄、〈略〉有五能而不成伎術。一飛不能過屋、二縁不能窮木、三没不能窮谷、四掘不能覆身、五走不能絶人」 出典:古今注(ここんちゅう) 中国、晋代。崔豹(さいひょう)撰。3巻。・・・詳細調査中。
・螻蛄の水渡り(けらのみずわたり) 1.真似(まね)をしても成し遂げ難(がた)いこと。2.最初は熱心だが、中途で止(や)めてしまうことの喩え。
・螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ(けらはらたつればつぐみよろこぶ) 一方が怒ればもう一方が喜ぶように、両者の利害が相反していることの喩え。 ★鶫を捕えるのに、螻蛄を餌としてつないでおくところからいう<国語大辞典(小)>