−きめ(kime)−
・木目が細かい(きめがこまかい) 1.人の皮膚や物の表面が繊細で滑らかである様子。2.心遣いや配慮などが細かい所まで行き届いていること。
・決め込む(きめこむ) 1.入れ物に隙間なく巧く合うように入れる。ぴたりと嵌(は)め込む。 用例:滑・七偏人−初「羊羮の折のなかへすっぽりときめこませ」 2.はっきり決める。きちんと決める。 例:「結論を決め込んで掛かる」 3.事実や事の有りように関係なく、そうと信じて疑わない。 類:●独り決めにする 例:「合格するものと決め込む」 4.自分でそうであるつもりになって、そのように振る舞う。 例:「色男を決め込んでいる」 5.そうしようと決心した通りにする。 例:「居留守を決め込む」
・極め札を付ける(きめふだをつける) 書画・刀剣などに鑑定書を付けるという意味から転じて、ものごとを事実や事のありように関係なく、独り決めにすること。
・鬼面人を嚇す(きめんひとをおどす) 鬼の面を被(かぶ)って人を脅かす。見せ掛けの威勢で人を脅すこと。こけおどしを掛けること。