−きさ(kisa)−
・気障(きざ) 1.気に掛かって困ること。心配。また、その物やそういう様子。 例:洒・魂胆惣勘定「きざとは、心がかりなることなり」 2.不快な感じを起こさせるものごと。 用例:滑・浮世風呂−四「其すうすうとすすり込む音が何分気障(キザ)だ」 3.服装や言動などが気取っていて、不快や反発を感じさせる様子。嫌味であること。 類:●乙に澄ました 例:「気障な野郎だ」 ★「きざわり(気障)」の略<国語大辞典(小)>
・気散じ者(きさんじもの) 気楽な人。 類:●暢気(のんき)者
・箕山の志(きざんのこころざし) 高潔な隠遁(いんとん)の志をいう。 故事:中国の伝説上の高士、許由(きょゆう)や巣父(そうほ)は、聖王帝尭(ていぎょう)が天下を譲ろうとしたのを断わって箕山に隠れ住んだと言われる。
・箕山の節(きざんのせつ) 節操を守り、官途に就かないこと。 故事:天子の位を退けて、箕山に隠れ住んだという許由や巣父の節操。
・箕山の操(きざんのそう) 世を逃れて、求めるところがない高い節操。 類:●箕山の志●箕山の節 出典:「後漢書−趙岐伝」「大丈夫生世、逐無箕山之操」