−きた(kita)−
・着た切り雀(きたきりすずめ) 着ている服以外に着替えも持っていないこと。 類:●替え着なしの晴れ着なし ★「舌切り雀」をもじった語<大辞林(三)>
・北枕(きたまくら) 1.枕を北に向けて寝ること。一般には、これを忌む。2.死者を、枕を北にして寝かせること。 ★釈迦が涅槃の時、頭を北にし、顔を西に向けて臥したことから<国語大辞典(小)> 3.婚礼の夜、夫婦が北へ枕を向けて寝ること。
・忌憚なく(きたんなく)・忌憚のない 遠慮せずに〜する。憚らず、明け透けに〜する。 例:「忌憚のないご意見をいただきたい」 ★「忌憚」は、忌み憚(はばか)ること。その出典は「中庸−二章」「小人の中庸は、小人にして忌憚なきなり」<徳の無い小人物が中庸に反するのは、徳が無い故に自分の欲望のままに行動するからだ>