−きゆう(た)(kiyuu4)−
・旧態依然(きゅうたいいぜん) 昔のままで、少しも進歩・発展していない様子。 類:●十年一日●古臭い 例:「旧態依然とした賄賂文化」
・九腸寸断す(きゅうちょうすんだんす) 「九腸」はたくさんの腸の意味。はらわたがずたずたに断ち切れるほど、非常に悲しいこと。
・窮鳥懐に入る(きゅうちょうふところにいる) 追い詰められて逃げ場を失った者が救いを求めに来ることの喩え。一般に、困窮者を温かく遇する場面で用いる。 類:●怒れる拳笑面に当たらず●尾を振る犬は叩かれず●杖の下に回る犬は打てぬ 出典:「顔氏家訓−省事」「窮鳥入懐、仁人所憫、況死士帰我、常棄之乎」 ★「窮鳥懐に入らば、猟師も撃たず」の後半部分は日本で付けられたもの。
・急転直下(きゅうてんちょっか) 事態や気持ちなどの変化変転の仕方が急激であること。また、急に事態が変わって解決に近付くこと。
・旧套を脱す(きゅうとうをだっす) 古くからの習慣や道徳、ありきたりの思想などから逃れるという意味で、既成の秩序・形式・考え方などを打ち破って、新たな方向に進むこと。
・牛頭馬肉(ぎゅうとうばにく) → 牛首を懸けて馬肉を売る
・牛頭を懸けて馬肉を売る(ぎゅうとうをかけてばにくをうる) → 牛首を懸けて馬肉を売る
・牛刀を以って鶏を割く(ぎゅうとうをもってにわとりをさく) 小さなことを処理するのに大袈裟な手段を用いることの喩え。 類:●鶏を割くに焉ぞ牛刀を用いん 出典:「論語−陽貨」「子之武城、聞弦歌之声、夫子莞爾而笑曰、割焉用牛刀」
・窮途の哭(きゅうとのこく) 人生などに行き詰まって悲しむこと。自分の志を全(まっと)うできないのを悲しむこと。 出典:「晋書−阮籍伝」など