−こほ(koho)−
・牛蒡抜き(ごぼうぬき) 1.牛蒡を土中から抜くように、棒などを一気に抜き取ること。2.多くの中から一つずつを勢い良く抜き出すこと。人材を他から引き抜いたり、競走で数人を一気に抜き去ったり、ピケ隊の人員を検挙や排除のために一人ずつ引き抜いたりするときに使う。 例:「ゴール前で後方一気の牛蒡抜き」
・枯木寒巌(こぼくかんがん) 枯れ木と冷たい岩。冷淡で取っつきにくい人のこと。
・枯木に花開く(こぼくにはなひらく)[=栄(えい)を発す] 老人、または社会的に逆境にある者が、再び世に出て栄えること。また、心の願いが通じて、ありそうもないことが実現すること。 類:●枯れ木に花●枯木花開く●枯木死灰花開く●炒り豆に花が咲く●老い木に花
・枯木冷灰(こぼくれいかい) 体は枯れ木のようであり、心は冷えた灰のようであるということ。心身に活気や生気がない様子。
・小骨が折れる(こぼねがおれる) 何かをするのに、ちょっと苦労をする。 例:「今回の会議には小骨が折れた」 ★「骨が折れる」の軽いものを言う。
・ご本尊(ごほんぞん) 1.寺院や仏壇などで中央に祀(まつ)られ、信仰・祈りの主な対象となる仏像など。また、個人が特に信仰する仏。菩薩(ぼさつ)の像や曼荼羅(まんだら)なども言う。 類:●本尊仏 2.肝心な人物。事件の中心人物。当人。本人。物や事象についても用いる。 例:「知らぬは御本尊ばかり」
・五本の指に入る(ごほんのゆびにはいる) 指を折って数え上げるときに、上位五位までに入る。転じて、その存在が非常に際立っていることの喩え。多く、良い方に際立っていることを言う。 類:●五指に入る 例:「町内で五本の指に入る力持ち」