−こころ(あ)(kokoro1)−
・心合わざれば肝胆も楚越の如し(こころあわさればかんたんもそえつのごとし) 気が合わないと、近親の者も遠国の人のように疎遠なものである。 出典:「荘子−徳充符」「仲尼曰、自其異者視之、肝胆楚越也」
・心内にあれば色外にあらわる(こころうちにあればいろそとにあらわる) 心中に思うことは、自然に顔色や動作に現われるものだ。 類:●思い内にあれば色外に現わる
・心内に動けば詞外にあらわる(こころうちにうごけばことばほとにあらわる) 心の中に思っていることは、知らじ知らずのうち言葉に現われ出るものだ。 出典:「詩経−大序」「情動於中而形於言」
・心置きない(こころおきない) 気を使うことがなく気楽である。 類:●心安い 用例:滑・膝栗毛−初「おこころおきなく、めしあがって下さりませ」 ★連用形「こころおきなく」を独立させて、副詞的に用いることが多い<国語大辞典(小)>