−こみ(komi)−
・込み入る(こみいる) 1.大勢の人が無理矢理に、力尽くで入り込む。 類:●押し入る●侵入する 用例:太平記−一「後陣の大勢二千余騎、二の関(きど)よりこみ入って、同音に時を作る」 2.混雑する。入り混じる。 3.種々の要素が入り混じっていて、ものごとの様子や仕組みが複雑になる。 類:●縺(もつ)れる 用例:談・当風辻談義−四「おれは浄瑠璃不案内ゆへ込いった訳はしらぬが」 用例の出典:当風辻談義(いまようつじだんぎ) 談義本。宝暦2年(1752)頃。静観坊好阿(じょうかんぼうこうあ)。仏教の講釈説教者の系を引いて、形式だけでも僧形を取った。
・小耳に挟む(こみみにはさむ)[=聞き取る・聞き挟む] ちょっと聞く。聞くともなしに聞く。ふと耳にする。