−こて(kote)−
・子で子にならぬ時鳥(こでこにならぬほととぎす) 時鳥には他の鳥の巣に卵を産み付ける習性がある。鶯などが時鳥の卵を折角孵(かえ)しても、雛になれば飛び去ってゆくということから、慈(いつく)しんで育てても、結局養い子は実子ではないということ。
・小手調べ(こてしらべ) 本番に入る前に、調子を整えるため、ちょっと試してみること。 類:●小手固め●小手定め●小手試し 例:「軽く小手調べをしてみる」 参照:「小股が切れ上がる」の★印
・後手に回る(ごてにまわる) 相手に先手を取られるという意味で、受け身の側に回り、相手に主導権を握られること。また、手遅れになること。 類:●後手を引く
・こてんこてん 徹底的にやっつけられたり、またはやっつけたりすること。手も足も出ない様子。完膚(かんぷ)ない様子。 類:●こてんぱん●散々●徹底的 ★「こってり」からの転という。
・こてんぱん 徹底的に痛め付けられる、また痛め付ける様子。 類:●こてんこてん●ぼろ糞 例:「こてんぱんに伸される」